おごと温泉は約1200年前、
比叡山延暦寺の伝教大師最澄によって
開湯されたとされており、
比叡山に一番近い温泉として知られています。
また、おごと温泉にはもう一つの
興味深い逸話もあります。
かつて、おごと温泉の近くには
八つの頭を持つ大蛇が生息していました。
その大蛇が住んでいた谷のそばには
「念仏池」と呼ばれる小さな池があり、
地下水が絶え間なく湧き出ていました。
池に念仏を唱えながら賽銭を投げ入れると泡が出て、
願い事が叶うと信じられていました。
後にこの池がおごと温泉へ
変わっていったと言われています。
おごと温泉は「美肌の湯」としても知られています。
温泉の泉質はアルカリ性単純温泉であり、
pH値が9.0と非常に高い特徴を持っています。
一般的な温泉の基準であるpH値3~8.5に比べて
アルカリ性が非常に高いという特徴が見られます。
入浴後には肌が滑らかになる効果が期待できます。